突然男の前に現れた紳士

紳士「お暇でしたら保健室の先生になってみませんか?」

男「保健室の、先生……?」

紳士「はい、ご興味はありませんか」

男「興味はあるが……いやいや、お前は誰なんだ」

紳士「これは申し遅れました」

紳士「私、紳士です」

男「深夜の人の家に不法侵入する紳士があってたまるか」

男「出ていかないと警察に通報するぞ」

紳士「女学校なのですが」

男「やります」

紳士「貴方も紳士のようですね、話が早くて助かります」

男「半分冗談だ。で、お前は誰なのか」

紳士「うーん、紳士だと言っているのに」

男「納得できるわけないだろう」

紳士「強いて言うのであれば、職業斡旋家でしょうか」

紳士「ちょっと特殊なやり方をしていますが」

男「なんで俺の部屋にいる」

紳士「まあまあ、そういきり立たずに」

紳士「せっかくやると決まったのですし、本日はご就寝なされてはいかがですか」

男「いや、そこははっきり――」

紳士「朝起きれば、分かりますよ」

ぷつりと、意識が途切れた

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