高校時代に母親が浮気した

日曜日部活から帰宅すると

見知らぬ男と母とテーブルを

挟んで座る父に謝りながらも

結婚したいから別れてくれと訴えていた。

俺はその光景を見てしばし

呆然としたが、その男に

殴りかかると父に止められた。

男も母も俺に向かって土下座を

しだしそのまま帰っていった。

寡黙な父は

「もう母ちゃんはいない、すまんな」

と一言言ったきり何も言わなかった。

俺は泣いた。

俺は部屋に閉じこもったが

夜になり今のテーブルの上に

男が置いていった名刺があった。

俺はそれを握り締めて親友の家に行った。

親友の家には俺たちの兄貴分でもある

先輩もいて俺の話を聞いてくれた。

先輩は、

それでお前はどうしたいんだ?

と聞いてきた。

俺は、

あいつらぶっ殺したい、

と言った。

先輩は、殺すのはいかんけど

お前なりのケリはつけなきゃいかんよな

と言ってくれた。

先輩の家も母親が浮気をして

逃げていたせいか

俺の話を朝まで聞いてくれた。

翌朝、俺と親友と先輩は三人で

名刺に書いてある会社に乗り込んだ。

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